家庭環境に問題を抱えて家出をしたり、突発的な理由で一時的に宿泊先を必要としたりする少女・女性がいます。そして、神待ちといって、ネット上の掲示板に、泊めてもらいたいと書き込む少女・女性がいます。

神待ち少女・女性たちに興味をもつのは男性です。ただの親切心で泊めてあげる男性もゼロではないでしょうが、ほとんどの場合、見返りがあるから少女・女性を自宅に泊めるのです。

しかし、こうした少女・女性にとっては、泊め男が唯一の頼れる存在であることも少なくありません。そもそも、身の回りにいる人に「助けて」と言える人がいれば、そこに助けを求めればいいだけの話です。

では、神待ちサイトしか頼れなくなった社会背景も交え、神待ちをする女性の特徴と置かれている厳しい状況について説明していきます。

神待ちする少女の実態

神待ちする少女の実態は、世間で持たれているイメージとは大きくかけ離れています。では、神待ちを批判する前に、神待ちする少女の特徴と彼女たちの心理を探っていきます。

神待ちする少女の特徴

神待ちする少女達の多くは、不器用で繊細です。よくメディアなどで取り上げられるのは、家出をして、見知らぬ男性と泊まるというどうしようもない図太い神経もった少女の姿ですが、実際は違います。

そもそも、器用で日常生活で上手く立ち回る事が出来れば、家庭内での問題にも対処できるはずで、家出なんて選択を選ぶ事にはなりません。仮に家出をしたとしても、身の回りにいる人に「助けて」と言えるだけの人間関係を築けていれば、見知らぬ男性に助けを求める事もありません。

友人や親戚などとのコミュニケーションが上手に取れていて、自分の置かれている状況を説明すれば、助けてあげられる人は必ずいるはずです。しかし、そうできない少女達には、それなりの繊細さを持っているのです。

神待ちを批判する前に

家出少女たちの神待ちというだけを取り上げて批判することは間違っています。そして、少女たちだけにその原因を押し付けるのは、大人側の理論でしかありません。

神待ちに走る理由のほとんどは、家庭環境が問題である場合です。家庭環境が悪くなる背景には、主に景気などの経済環境が影響しています。もし、今より全ての家庭が1割でも2割でも豊かであれば、ここまで離婚や家庭崩壊といった事態が深刻化しなかったと考えられるのです。

必要とされたいという気持ち

他に助けを求める人もいないからこそ、見知らぬ男性に助けを求めるしかないのです。裏返してみれば、それだけ普段の日常生活では人間関係が希薄だということです。学校にも、実は友達と呼べるような仲間がいない、親戚や他の知り合いにも頼れないといった場合、逆に自分が必要とされたいという気持ちもあるのです。

神待ちが食事や寝る場所を確保する手段であることは事実ですが、その他の側面も見えてきます。つまり、自分が他の人に必要とされている事を実感出来る手段でもあるのです。

神待ちしか頼れない背景

ここでは、神待ちサイトについて説明し、少女・女性たちが神待ちしか頼れないという事情やネット時代の弊害について詳しく紹介していきます。

神待ちサイトとは

神待ちに利用されるネット上のサービスは、主に神待ち掲示板と呼ばれているサイトです。家庭内に居場所を失い、家出して掲示板を通じて見知らぬ男と寝泊まりする神待ち少女たち。

そうした少女たちと、泊め男との出会いをマッチングする機能を果たしているのが神待ちサイトです。こうした掲示板にもユーザー登録時の年齢確認がありますが、ネットの世界での本人確認というのは、大半がゆるいものです。

つまり、中高生も多く神待ち掲示板利用しており、家庭で行き場を失った際の最後の生命線としての機能を果たしているのです。これがネット時代の副産物でもあり、時代の流れでもあります。

神待ちしか頼れないという事情も

家庭の問題が原因の場合、警察や公共機関が介入しても、家庭が改善されることはまれです。多くの場合、元の生活環境へ戻ることとなり、何も変わらないのです。

ネット時代での孤立化と出会い

インターネットの普及によって、人々は今まで以上に自分中心に生活をするようになりました。人々の結びつきを強くすると言われていたSNSも、実際にはいじめや仲間外れの温床になっています。

人間関係が希薄なっている一方、ネットを通じて知らない人とつながるということが広まっていきます。以前と比べて、あまりにネットを利用する層が増えたため、ネット=危ないという図式は崩れたのです。最近ではツイッターなどのSNSでも神待ちをしている少女たちが多くなっています。

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